教室での決まり事
2023年度も元気にストラボがスタートしました。
さて、今年度からストラボの教室内でのルールというものを設け、子どもたちと話をしました。
テーマは『自分の作品を愛そう!』。
2022年度の終わり、子どもたちに「自分の作品に点数をつけるなら、何点?」と質問をしました。
低学年の子どもたちは「100点!」「500点!」など、高点数をつけるのに対し、学年があがるごとに「60点」「70点」と点数が落ちるという結果に。
それぞれ理由を尋ねると、「友達のほうが絵がうまいから」「表彰されたから」とのこと。
ここでふと気づいたのが、子どもたちの作品に対する評価が、他人軸になっているということ。
もちろん評価されるのが悪いということではありませんが、作品を制作するにあたり大切にしてほしいことが、「自分の作品に愛情をもって接してほしい」ということ。
実はレッスン中、道具をポイと投げたり、「めんどくさい」とお片づけがないがしろになっていたり、「失敗した!」と製作途中の作品をぐちゃぐちゃにしてしまう場面に遭遇しました。
作品はもちろん、作品を作るための道具、もっと言えば「自分」や「自分の気持ち」を大切にしてほしい。
そんな思いがあり、今回のテーマを設けました。
ただ、子どもたちにとって難しいテーマであることは承知でしたので、もっと具体的なテーマも設けました。
①作品も、道具も大切にする。
・つくった作品をぐちゃぐちゃにしない。
・道具も丁寧につかう、お手入れする。
・「めんどくさい」は、絵がうまくなるポイントになる。
②ほかの人の作品も大切に。
・かけられて嫌な言葉より、嬉しい言葉を使おう。
「上手」「ここが良いね」「どうやって描いたの?」
③とりあえず、完成させる。
・自分で80点をつけられるように工夫してみよう。
・失敗しても、どうやったら満足できる作品になるか考えてみよう、聞いてみよう。
・それでも納得できなければ、もう一回作品を作ってみよう。
特に②は自分の作品に対しても、良い言葉がけをしてほしいと子どもたちに話しました。
aya「作品も生き物やで。」
生徒「えー、うそやん。生きてないよ。」
aya「生きてるよ。良い言葉かけてもらったら、もっと良い絵がかけるんやで。」
嘘だと話す子、なるほどという顔をした子、反応は様々でしたが、少しでも心に残ってくれたらいいなと思っています。
そんな感じでスタートした2023年度のストラボ、今年度もよろしくお願い致します!
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